他のブログ様のハロウィン企画で「歪み物語」を見た英希は、見事な歪みっぷりに触発され、久しぶりに書いてみました。


歪み系は久しぶりなので、温かい目で見守ってやってください。

写真もストーリに合わせてみましたが微妙ですね・・・。

歪んだ内容が苦手な方は、前の記事のラフ絵やおふざけドール会話をご覧ください。




※本文は続きを読むを押せば載っています。反転表示仕様となってます。

反転表示とは・・・文章をドラッグしたとき、背景が青になり、文字が白く抜かれる状態のこと。


※いないとは思うけど、コピペ・無断転用禁止。
オリジナル歪み劇場 「真紅の林檎」



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とある国の王女はとても優しく、いつも笑顔で、人の痛みを分ち合う人でした。

ある日を境に、彼女の性格が歪み、いつの間にか顔から笑顔が消えた。


彼女が歪んだ切欠は、幼さじみの隣国の美しい王子に恋をしてしまったからです。


小さいときから隣国の王子と遊んでいて、二人はいつも仲良しです。

彼女も王子もお互いのことが気になっていたのですが、国の事情により二人は離れ離れになってしまい、お互い好きな気持ちを知らずに時が過ぎた。

王子が17歳の時、別の国の王女と策略結婚して、その事実は彼女の耳に届きました。

彼女は、怒りと嫉妬と喪失感が沸き出て、王子を殺めた後に私も命を絶とうと考えました。




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彼女は隣国の王子の両親にばれない様に、王子を暗い森の中へ呼び出した。

暫しの沈黙の後、王子が神妙な顔で話を切り出した。


「久しぶりだね・・・。君に言いたいことがあるんだ。」

「何?私に結婚したって報告でしょ!!そんなのはもう懲り懲りよ・・・。」

「違うんだ。」

「じゃあ何よ!」

「本当は君と結婚したかった・・・。けど、両親は許してくれなかった・・・。」

「・・・。嘘よ。」

「嘘じゃない!本当に君の事を愛してるんだ。君は本当は僕を殺めようと呼び出したんだよね。」

「え・・・えぇ。」 彼女は本心を王子に見破られ、動揺していた。

「僕は不治の病で、あと少ししか生きられないんだ・・・。だったら、病で家族の前で苦しんで死ぬよりは、君に殺めてもらった方が君も僕も幸せなんだよ・・・。だから僕を殺してくれ。」

「そんな話を切り出されたら、出来ないわよ・・・。」 彼女の眠っていた良心がそう叫ぶ。


王子はポケットの中から真っ赤な林檎を取り出し、彼女の右手に乗せ、「この林檎は、猛毒の液体に漬け込んでいる林檎だよ。僕の息がしなくなったら食べておくれ。」と言い、彼女の左腕を掴み、自分の喉元に近づけ「お願い・・・。」と呟いた。

彼女は泣きながら、王子の喉元を絞めた。
王子は苦しみながら「ありがとう・・・。」と弱弱しく呟き、息を引き取った。



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あああああぁぁぁぁぁ・・・。」静かな森の中で彼女の断末魔の叫びが響き渡った。

彼女は泣きながら「何で・・・。愛してるなら、私を殺めてからあなたが林檎を食べれば良かったのに・・・。」と呟き、真っ赤な林檎を一口齧った。


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彼女は彼に添い寝をするように静かに眠った。

一生覚めない永遠の眠り・・・。


身勝手な二人の心中の情報は、彼女の両親と隣国の王子の両親にも伝わり、泣き叫んだり、命を絶った人、ヒステリックを起こした人もいる・・・。


悲しみと共に、何かが音を立てて崩れていった・・・。
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